イオン導入とエレクトロポレーションの違い
イオン導入とは、
皮膚に微弱な電流を流すことで、水溶性の薬物を皮膚内に効果的に導入する方法です。
マイナスの電極を顔の皮膚にあて、プラスの電極を手に持って電流を流します。
水に溶けるとマイナスに帯電するイオン化された成分のみが、皮膚に当てたマイナスの電極からの反発力によって顔の皮膚の奥へと浸透していきます。
なお、浸透できるのは主に小さな分子量のものだけで、コラーゲンやヒアルロン酸等巨大分子は肌の中へ入る事はできません。または、成分の分子構造が+と-に分割されるため、そのままの性質を保持した状態では浸透できないこと、成分がイオン化することによるph変化で、肌への刺激が生ずる、などの制限があります。
これらのデメリットを克服したものが、エレクトロポレーション導入です。
エレクトロポレーション導入は、
1. 高分子成分(コラーゲンやヒアルロン酸など)の導入が可能
2. 有効成分の電解をおこさないので、成分の性質を保持できる
3.イオン化に伴うph変化による肌への刺激がない
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